東京2020まで50日

を切りましたが、いまだに開催するのかしないのかはっきりしないという前代未聞の状況。

いや、開催することはもう決まってると言ってもいい。選手団も入国し始めてるし。ただ、開催する場合、「開催宣言」みたいなものが出るのかというと多分出ないんだろうな。既に開催が既定路線で、中止する場合だけ「中止宣言」が出るという事でしょう。

私としては東京オリンピックは何が何でも開催してほしいと思ってます。

それは、とにかく日本と世界を元気にする話題が必要であるということ。自分は野球ファンですが、この閉塞的なコロナ社会の中で、野球があるおかげで生きがいと希望をもって生きていけているようなもんです。昨年の6月までも野球が始まるまで辛かったけど、いま野球があるおかげでどんなに日々楽しく、救われていることか。勝っても負けてもスポーツ観戦は楽しいものです。オリンピックがあれば絶対に日本は元気を取り戻す。なんたって今回を逃したら日本の五輪なんて生きてる間には二度と拝めない。それに、アスリートだけの問題じゃないのです。会場を準備している職人さんたちの現場を見たらみんなきっと考えが変わると思う。開催に向けて7年かけて準備してきた何百万人の関係者の尽力を無駄にはできない。後世まで語り継がれる大会を、絶対に中止にしちゃいけない!

しかし五輪関係者は9万人も入国してくるという。そんなに世界中から入ってきたら危ないじゃないか!大パンデミックだ!とかなんとか言う人たちがあまりに多い。

まず9万人ってそんなに多くないのです。東京ドーム満杯は5万人。その2杯分です。

そして、コロナ感染者が1万人くらい入ってくるイメージが持たれるのかもしれないが、現在の世界中のコロナ感染者の数からざっくりと見積もると、世界から無作為に9万人を引っ張ってきて、そのなかで現在コロナ感染している可能性のある数は、だいたい30人くらいだ(本日時点で、世界平均で直近7日間の増加数は10万人あたり34.76人)。それにその9万人はおそらく入国前は万全の健康体制でくるだろうし、検査と隔離も行う。実際は30人よりもさらに少ないでしょう。東京で毎日500人くらいの感染者が判明する中、30人にも満たない感染者が東京に放り込まれることで、大パンデミックが発生するなんて思えない。杞憂なのです。

日本人は、世界中からウイルスが入ってくるようなイメージでいるかもしれないが、外国からすると、東京から世界中にウイルスがばらまかれるから危険だ、というイメージらしい。そりゃそうだ。ただ現在の日本の新規感染者(直近7日の増加)は10万人当たり12人程度なので世界平均よりかなり低く、いずれの見方も間違ってますけどね。

とにかくイメージではなく数字で、データで、理性的にものを見ることが大事なのです。

案ずることはない。東京2020をみんなで楽しみに待ちましょう。