1歳

娘、1歳になりました。

 

暑かったあの日から1年か。

あの日自分は、福岡の産院で、頑張ってる嫁さんの股下に突如ぽろっと現れた真っ赤なサルのような生き物を見て涙をどばどば流したけど、あの生き物が今抱っこしてるこの可愛い赤ん坊と同じ生き物なんだという、その連続性を常に意識しているとかいうと大げさだが、やはりふとその原点に立ち返る瞬間は結構多い。確かに顔だけ見ると別人だよ。けど、あの壮絶な陣痛と出産の瞬間を見た記憶と今の赤ん坊の姿がつながってるからこそ、頑張って生んでくれた嫁さんと、頑張って生まれてきてくれた娘のことをいとおしく思えるんじゃなかろうかと最近思う。

もし出産に立ち会えなかったら、突然現れた赤ん坊は、どこか天から降ってきたような錯覚に陥ってるかもしれないな。そうなってないのは、あの日、娘が血まみれで出てきてくれたあの記憶があるからこそで、やはり立ち会うのと立ち会わないのでは全然感覚が違うんだろうなという気がする。

 

それはともかく、無事健康に1歳を迎えられて、本当にありがたいことですよ。これからもよろしくな。