君の名は

ハクセキレイ|日本の鳥百科|サントリーの愛鳥活動

この、住宅地でよくみかける白と黒のきれいな鳥。

しっぽが長くておしゃれな感じで、何ていう鳥なんだろうと10年位前からずっと気になってました。図鑑を開いていろいろ調べてみると、シジュウカラに似てるんだけど、どこか違うような・・・。

こないだ朝、眠い目こすりながらEテレ0655を見ていたら、なんと歌の中でこいつが登場。気になる名前はハクセキレイというのでした。何調べてもわからなかったのに唐突にテレビで解決するなんて。

このハクセキレイはかつては北日本にしかいなくて、徐々に生息域が広がり、80年代くらいまでは関東あたりまでしかいなかったけど、今は日本中にいるのだとか。さらに関東でもかなり生息数が増えているみたい。子供のころはこの鳥見かけたことなかったしな。

何はともあれ名前を知ることができてスッキリ。

ひみつスタジオの感想(2)

後半でーす。

さて「オバケのロックバンド」でバーンと終わってここから怒涛の後半戦。

7.手鞠

個人的ベスト・チューン。

いやこれをベストと言ってしまうとロックバンドである作り手からはがっかりされるのかもしれないが・・・。けどこの曲はほんとに初聴で射抜かれました。なんだこの曲!?と。シティポップ的なまさに跳ねるような爽やかさ、この初夏の空気にぴったりの体を駆け抜ける清涼感。圧倒的です。

歌詞はなかなかロックだ。けど「手鞠」って結局何なんだろうな。なんとなくイメージしたのは、俺はずっと1人でいいんだとつっぱってたら、ひょんなことから子供が産まれて、その可愛い子供を愛でているような感じ。小動物か何かかとも思ったけど、「バレバレの嘘に笑う」は人間っぽいしな。

娘が産まれたばかりの自分には刺さりまくる曲だ。うちの子はまだ「弾むように踊る」歳じゃないけど。

8.未来未来

これもすんごい曲です。手鞠からの流れが最高。実はこの2曲ばかりリピートしてます。この2曲を聴かない日はありません。

いきなり民謡のような女性の声が入ってきて、そこからNadeNadeボーイを思わせる一本調子メロディが続き、さらに打ち込み風ディスコ調のサビがばーっと広がるカタルシス。こんなパワフルな展開の曲は聞いたことがない。スピッツ、まさか30年超えてこんな曲を出してくるとは・・・。

一方で歌詞をよく見てみると、鬱屈感がものすごいんですよ。石をラッピングして送るとか、優しいんだか狂ってんだかわからんしな。サビで未来未来でこじ開けるかと思ったら、今で精いっぱいで余裕ないから嫌い嫌いってなんなんや・・・。

まーでもとにかく痺れる曲です。この2曲の存在だけでもひみつスタジオは名盤と確信できる!

9.紫の夜を越えて

シングル曲。この流れで来ると、この曲がいかにスタンダードなナンバーかということがわかる。そしてどれほどいい曲なのかということも。もうねえ・・・切実な感じがぐっとくるんですよ。これ。

コロナ禍真っただ中にリリースされ、先行きの見えない中、さあみんなで頑張って超えていこうぜという、わりとはっきりした意思や希望を感じた曲。夜のニュースのタイアップでしたが、ヘビーメロウといいスピッツの音楽は結構情報番組に合うのかな。ファンとしては毎日聞けて嬉しかったぞ。

10.Sandie

このアルバムの中では、メインを張る曲ではないのかもしれない。刺身の褄のような感じか。けど、紫の夜~とは真逆の、この明るくて跳ねた感じがイイ!

これもまた歌うたいとしての自分自身の心境を歌ってるような感じなんだよな。地方から都会に出てきた人みたいなイメージもある。凍れる向かい風って北海道の人?かと思いきや新宿によく似た魔境、とか唐突に地名が出てくるしな。

11.ときめきpart1

映画主題歌。予告映像見た時からこれはいいなあと思ってたけどやっぱいいね。映画のEDで流れてきたらぐっとくるだろうな。いつものスピッツ節なんだけど、やっぱこれがスピッツだよ。小さな生き物以来ストリングスは使わないことにしたはずだけど、久々に使ってるね。

「幸せはいつだって届かないものだと」・・・切ないけど響く・・・。それでも白いページを開いてこの先を歩いて行こうよって、明るい希望を感じるよね。

part1ってのはまあ、特に意味はないけどツッコミ待ちなんだろうな。三日月ロックその3みたいに。「ときめき」だけじゃインパクトが弱いってのもあるだろうけど。

12.讃歌

この曲は絶賛してる人も多いんだけど、いまいちわかんないんだよな。

確かにじーんとくる感じではあるんだけど、眠くなってしまう。まあ個人的にバラードがあまり好みではないってだけってもあるが。。今後も何度も聞いてれば印象変わってくる可能性はあります。醒めないのラス前の「雪風」も、当初ピンとこなかったけど今かなり好きなんだよな。

13.めぐりめぐって

「秘密のスタジオ」という歌詞があることから、事実上のタイトルチューンと言っていいのかな。歌詞聞いたときタイトル回収か!と思った。初めてのパターンだ。

コロナでライブもなくなり、秘密のスタジオでじっくり作る時間ができた・・・という意味のアルバムタイトルだったことはこの曲を聴くことでわかる。パワフルなロックチューンで、ファンに向けたメッセージをそのまま歌詞にした感じ。醒めない以降こういう曲増えたなあ。嫌いじゃないです。

もともとは1曲目の予定だったらしい。1曲目でもよかったと思う。ただこれが冒頭に来るとアルバム全体がだいぶやんちゃな印象になるだろうな。

 

 

超名盤「醒めない」の次の「見っけ」がちょっと物足りなかったのだけど、今回はしっかり期待に応えて醒めないに匹敵するくらいの作品を作ってくれたと思います。ありがとうスピッツ

ひみつスタジオの感想(1)

出ましたね!全世界が待ち望んだ3年半ぶりのスピッツの新アルバム。

この黄色いジャケット。発表されたとき、これまでのスピッツに比べるとどうにもクールさに欠けるなあと思ってたんですが・・・今改めて見るとこの可愛さが一周回ってクールなような気もしてきた。可愛いアルバムタイトルにも合ってるしね。

では曲の感想を。

1.i-O(修理のうた)

想像以上にしっとりと始まった1曲目。過去4作は、ビギナー、未来コオロギ、醒めない、見っけ・・・と、ガツンとくるアルバムの代表曲を冒頭に持ってきていたけど、今回はバラード風。タイトルからしてポップな感じを予想してたので意外だ。ただ、ジャケットイメージそのままの曲なので代表曲には変わりないか。

歌詞は、ストレートに読むなら、壊れたロボットの視点でその持ち主に歌ってるような感じ。壊れかけたドラえもんのび太に語り掛けるのを想像してしまう。あのウソ最終回みたいなね。ただ、イントロのオルガンといい、歌詞といい、なんかウェディングソングのようにも聞こえる。実際、チャペルとか最後の手紙とかで流してもよさそう。というかスピッツファンならやりそうだ。

i-Oが「愛を」ってのも想像できなかった。コンピュータ用語の入出力はI/Oという表現が一般的だけど。「黄色い光」ってのもジャケット由来なんだろうか? というよりアルバム全体が今回は黄色いイメージなんだろうな。

2.跳べ

タイトルから「見っけ」のような毅然とした王道スピッツ節を想像してたら、ゴリゴリのロックナンバーでした。2曲目にロックナンバーってのは、ライブではよく見るけどアルバムでは珍しい気もするな。とげまるの探検隊とか? 直近2作は2曲目にシングル曲が来てたしね。

全力ロックなのに「優しい人になりたいよね」って歌詞がスピッツだなあ~。なくした宝物を再び手に入れる方法が七通りってどういうこっちゃ?ドラゴンボールか?

3.大好物

シングル曲。映画主題歌。完成度としてはずば抜けてて、やっぱり今回のスピッツのアルバムの核になる曲かなと思う。

映画に合わせて「食」をテーマにした曲だけど、こういうのって今まであったかな? タイトルだけならうめぼしとかたまごとかラズベリーとかババロアとかいろいろあるか。作ることや食べることと人生や幸福を繋ぐような曲だよね。全体的には明るいのに「期待外れなのにいとおしく」あたりでメロウな感じもあって。この明るいスピッツ節は本当に好みです。

4.美しい鰭

シングル曲。まさかのコナン映画タイアップ。100億円超えてコナン史上最大ヒットになった曲のテーマってことで、実際タイアップとして過去最強レベルかも。Amazon Musicで見ると、このアルバム内でぶっちぎりで再生回数が多い。コナン恐るべし。

シングル2曲並べるの?と思ったけど、大好物とは違って若干けだるい感じの曲調で、ちょっと王道から外してきてる感があるので、流れとしてはいい感じ。コナンによくこれを合わせてきたなとは思った。映画のEDで流れてきて、事件解決後の雰囲気にもよく合ってるなあとは思った。歌詞は灰原のイメージなのかな? 草野さんが作詞でそこまで寄せてくるとも思えないけど、意識はしてるのかもしれない。

5.さびしくなかった

一転して、ふんわりしっとりスピッツ。あまり派手さはない曲です。

「さびしくなかった 君に会うまでは」ってどういうことか最初分からなかったんですよね。君に会うまでは寂しかったなら分かるんだけど。つまりこれは、君と出会うまでは一人暮らしの寂しさなんて感じたことなかったのに、出会ってからは会えない時間が急に寂しく感じるようになったってことか? なんとなく遠距離恋愛のイメージもあるな。

6.オバケのロックバンド

さあ来ました。リリース直後から話題沸騰、このアルバムの中盤のハイライト。

なんとメンバー全員の長いソロパートがあるという初めての試み。ぼけっと聴いてたら途中で「!?」ってなったもんホンマに。しかしメンバーもミュージシャンだけあって歌は結構うまいのね。

ライブでも盛り上がること間違いなしだが、ただにぎやかなだけの曲じゃないんですよねこれ。結局自分たちをオバケに例えてるわけで、スピッツの自己紹介であり、かつファンに向けた感謝の曲というか。「忙しけりゃ忘れてもいいから 気が向いたならまたここで会おう」なんて最高じゃないか。もうライブ会場で歌うために作った歌詞だ。

 

ここでバーンと決まって前半戦終わり。(2)へ続く!

大型連休

今年のGWも終わりました。

5/2~5/4は帰省して、まず祖父母の家に初めて妻子を連れて行きました。4年ぶりくらいに行ったのだけど元気そうで何より。それから後半は両親の結婚40周年記念のちょっとした旅行を企画しました。妹一家も来てくれて、うちの赤ちゃんとは初対面になりました。しかし、自分と妹がそれぞれ子供を連れて集まることになるとは。10年前には想像もできなかったな・・・。

あとは近くの公園でピクニックをしたりしました。まあ赤ちゃんはまだ何もわからないのだけど、せっかく天気もよかったので家にこもっててもつまらないし、いろんな刺激を与えられたんじゃないかと思います。

ほんと楽しいGWでした。

 

黒鉄

名探偵コナン劇場版「黒鉄の魚影」を見てきました。20数年ぶりに、40歳近くになってからコナンの映画を見にいくことになるとは・・・。

主題歌をスピッツが歌っていることもありますが、何といっても今回は'99年の正月スペシャル以来ずっと灰原哀ファンの自分が見に行かないわけにはいかず、気付いたら劇場におりました。何たって灰原がメインになる劇場版は2001年の「天国へのカウントダウン」以来22年ぶり。22年だよ。どんだけ待たすんだよ。高校生がアラフォーになってしまった。あのときは工藤新一くらいの年齢だったのに、いまや毛利小五郎より年上だもんな。最近は黒の組織絡みのメインキャラも安室と赤井に完全にシフトした感がある中よく灰原メインに回帰してくれた。

さてここからはネタバレありですので隠します。

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ANA優待券高騰中

羽田の無料写真

ANA株主優待券が4枚ほど手元にあって、直近の航空機移動ではあまりお得感がなかったので特に使わずにいたのです。そろそろ期限も切れるしどうしようかなと思って金券ショップで相場を見てみました。

そしたら、通常は1500~2000円程度のはずの買取価格が、なんと3600円とかになってたのでまとめて売ってしまいました。13000円くらいになった!

おそらく今年のGWは、コロナ禍明けの最初の大連休ということで、みーんな旅行にいくのでしょう。だから航空機の優待券の需要が過去にないくらい高まってこの高騰なのではないかと。

でもANAは凄いけどJALは1500円~2000円程度なんだよな。この差はなんだろう。不思議。そして今見たらもう既に価格が3000円とかに落ち着き始めていた。早く売っといてよかった。

美しい鰭の感想

スピッツのニューシングルが出たので感想をば。デジタルで買いました。

1.美しい鰭

話題のコナン映画の主題歌。まさかスピッツがコナンの映画の主題歌を唄う日が来るとはね。うつくしいひれ、と読みます。すしじゃないですよ。

映画の予告で流れていたサビ部分を聞いたらバラード風だったので、バラードはあんまりだなあと思っていたのですが、今回フルで聞いたら、いい意味で裏切られました。上のPVでイントロが流れてきたとき、なんか別の曲が挟まってるのかと思ったくらいです。ポップ寄りというか、最初の伴奏は「サンシャイン」を思わせ、Aメロはむしろ「YM71D」のようなちょっとキワモノっぽさもあり、このけだるい感じをコナンにぶつけてくるとは・・・って意表を突かれました。まあサビはやはりいつものスピッツらしいメロディラインだけど、ど真ん中ストレートの曲ではないと思う。

全編に「水」を思わせる単語がちりばめられており、緩やかに流れる川のような曲で、コナン映画で事件が解決した後に流れるEDとしてはぴったりだと思う。主題歌の話がきてから作った唄らしく、コナンファンたちは灰原哀のテーマだ!と騒いでるようですが、どうとでも解釈できる歌詞で、実際のところはあまり繋がりはないと思う。秘密守ってくれてありがとうねは確かに灰原っぽいが、その後の放っても大丈夫ってとこはオカシイしね。ともあれ、アルバムのキラーチューンに相応しい素晴らしい曲です。

2.祈りはきっと

今回、3曲とも朝の通勤電車で聞いてたのですが、正直オマケ程度に思ってたカップリング曲なのに・・・この2曲目のイントロが流れてきてカッと目が覚めた。Aメロでもういきなりやられました。こんなとんでもない名曲をシングルA面にもせずアルバムにも収録せず、B面曲にしてくるところがスピッツ。しかし今回は異常なくらい力が入っていて驚きました。

「さらさら」のような清涼感と、最後まで走り抜ける疾走感、これからの季節にぴったりの絶品。王道といえば美しい鰭よりもこっちなのかも。Aメロの「いろいろ」「すみずみ」「だめだめ」「ほのぼの」って韻踏み(っていうのか?)もなんだか可愛らしいし、ここのメロディが間奏で繰り返されるところもいい。歌詞はなんとなくウクライナ戦争を思わせるが…まあ例によってどうとでも解釈できるわな。3曲の中ではこれが一番好きかも。ほんと良すぎて意表を突かれました。

3.アケホノ

そしてこれもまた凄い、シングルやアルバムの表題曲になってもおかしくないくらいの出来、とにかく時間と手間をかけて作られてる。ギターソロもあり終盤も劇的な展開。いやこれカップリングなんですよね?アルバムに収録しないんですよね?

このアケホノはまさにアルバムを締める「アカネ」や「漣」や「ヤマブキ」のような感じでとにかくドラマチックな恋愛ソング。タイトル通り朝に聴きたい曲ですね。サビの強さは3曲の中で1番だと思う。コナンファンがこのシングル買って3曲を聞いてどう思うか分からないけど、B面曲のクオリティに驚くんじゃなかろうか。普段のシングルB面曲はちょっと軽めのお遊び曲やハードロックを入れてきたりすることが多いけど、今回の2曲はいずれもど真ん中ストレートで攻めてきてしかもそのキレもかなりのものだと思う。シングル買う価値ありました。