黒鉄

名探偵コナン劇場版「黒鉄の魚影」を見てきました。20数年ぶりに、40歳近くになってからコナンの映画を見にいくことになるとは・・・。

主題歌をスピッツが歌っていることもありますが、何といっても今回は'99年の正月スペシャル以来ずっと灰原哀ファンの自分が見に行かないわけにはいかず、気付いたら劇場におりました。何たって灰原がメインになる劇場版は2001年の「天国へのカウントダウン」以来22年ぶり。22年だよ。どんだけ待たすんだよ。高校生がアラフォーになってしまった。あのときは工藤新一くらいの年齢だったのに、いまや毛利小五郎より年上だもんな。最近は黒の組織絡みのメインキャラも安室と赤井に完全にシフトした感がある中よく灰原メインに回帰してくれた。

さてここからはネタバレありですので隠します。

最高傑作でしょう。いやー、泣いてしまったわ。深海からコナンと灰原の2人で浮上するシーン。バイバイだね・・から、何故この人はいつもこんな顔ができるの?さっきキスしたのよ?とか呟きながら過去のコナンのナイスガイシーンが走馬灯のように巡ってくるシーンで完全にやられた。こんなんもう少女の純愛やん。原作でもコナン×灰原を示唆するシーンは「二元ミステリー」以降ほとんどなくなったのに、まさかここまでとはね。これ青山先生がよくOK出したな。灰原からしたら100%叶わない恋ではあるが、あの深海のシーンはこの20数年間で積み上げた2人の関係の総決算って感じ、ファンとしてはこんなのが見たかったんだ、ほーんとよくこんな作品作ってくれたと思うわ。

全作品見てるわけでもないんだけど、今回のスケールもすごい。正ヒロインの蘭姉ちゃん、今回は若干のかませ犬感はあったが頼りになりすぎるな。最後のキスは劇場でも笑いが起こっていた。ちゃんと見せ場作ってたね。赤井と安室のアレは…原作を考えたら踏み込み過ぎな気もするが、まあ女性ファンへのサービスですかね。

しかし、老若認証システムは時系列は考慮しないのか? Googleフォトの人物検索がもう似たようなものを実現してる気もする。